時には、「心の潤い」忘れずに

私は以前から、子供も交えた市民の合唱活動に加わっています。

先日、その仲間たちと平日の午後、「ウクライナの平和」を願うヴァイオリンとピアノの小さなコンサートを町の公民館ホールで開きましたが、今までと違う感覚を経験しました。

それはまず、集いの準備を数人で相談した直後から、「聞いたんだけど、チケットある、いくら?」の問い合わせが相次ぎ、いわば「殺到」したのです。うわさを聞いてすぐに反応?待ってました!という感じで、今までになくごく短時日で、130余りの席が埋まってしまい、それでも当日には、「空席待ち」のお客さんが並んでいただくことになり、ぎりぎり直前にようやく皆様お座りいただけました。

 コンサートは約70分間休憩なしで聞いていただきましたが、高い技巧と熱情のほとばしる演奏はもちろんのこと、親しみのこもったトークにも満場が反応し、曲を追うごとに感動が広がり、じっと聞き入る聴衆の姿とその高まりが、私にも手に取るようにわかるような雰囲気でした。新コロナで、生の音楽の演奏に触れる機会を持てず、社会的なコミュニケーションも家族の間すらも十分に持てないような状態が続き、皆さんが乾いた砂地の植物のようになっていたところに、このコンサートで少しですが雨が降ったような感じを受けました。皆さんが心の潤いを求めておられたから、びっくりするようなたくさんの問い合わせやご参加をいただいたのだ!と私なりに「納得」した次第でした。

世の中、今後まだしばらく、どうしても「心の潤い」が必要な状態が続きそうですね。コミュニケーションの回復を含めて、今一番の必要品?とすら感じますがいかがでしょうか?

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