世界はまた彩りを取りもどす

先日、ひとなる書房から出版された玉井子泰子さん著作
『世界はまた彩りを取りもどす: 難病ALS患者佐々木公一が拓いた「普通に生きる」』
の出版を祝う会に出席させて頂きました。

難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症して24年、人工呼吸器をつけて24時間完全介護を受けながらも、 自ら事業を営み大学院受験や講演活動を行う佐々木公一さんの人生を追ったノンフィクションです。

目の動きだけで周囲とコミュニケーションをとりながら、家族や友人との団欒の時間を過ごす佐々木さん。
「不自由なのは体だけでありたい」と願うその生き方には、弱さを認めながらも人と繋がり 自分らしく生きることの意味を考えさせられます。
困難な立場にある人々とそうした方々を支える立場にある人々に、
心の底からわき上がるような勇気とあたたかな励ましをもたらす本です。

 行っている事業の経理のお手伝いをさせて頂いているご縁で会に
参加させて頂いたのですが、笑顔がいっぱいの会で佐々木さんのお人柄や
支えている方々、関係者から沢山の元気をもらいました。

書籍もとても軽やかに読みやすく佐々木さんの事が描かれております。
是非、皆様にも手に取って頂きたいお勧めの一冊です。